【解説】スキミングも怖くない?ApplePayのセキュリティがスゴい件
iPhone決済システムApplePay
このApplePayが10/20(米国時間)にリリースされたiOs8.1から、
必要要件を満たしていれば、誰でも使えるようになりました。
でも正直、
皆さん「ふ〜〜ん」って感じですよね笑
なぜなら日本ではすでにおサイフケータイやSuicaのアプリなど、
様々なスマホ決済機能がある程度浸透しているので、
「今更w」「いるか?これ?」って方がほとんどだと思います。
実は僕もそう思っていたんですが、知ってみると
これはアリかもしれないと思える特徴があるんです。
そんなわけで、今回はApplePayに関して解説いたします。
目次
ApplePayの設定方法・使い方
【特徴】革新的なセキュリティ!?スキミングの危険性が激減?
ApplePayの決済システムの仕組み
スキミング被害の多くは店舗でのクレジット決済
オンライン決済はウィルスによって購入履歴からスキミング
【特徴】手軽で簡単な決済方法
10/20から米国では使用可能!でも日本は?
まとめ:ApplePayが産み出す未来像(妄想)
ApplePayの設定方法・使い方
”Apple Payが使えるようになった。”と言っても、要件を満たしていないと使えません。
その要件とは、
-
1. ハードウェア:iPhone 6または6+(店舗で利用)
iPad Air 2、mini 3、iPhone 6または6+(アプリ内取引での利用) - 2. ソフトウェア:iOS 8.1(米国時間10/20公開)
- 3. Touch IDを設定し、少なくとも1つ指紋が登録されている
- 4. Appleの初期支払いパートナー企業のクレジットカードまたはデビットカード
- 5. iCloudアカウント
以上が全部整っていれば、すでにiTunesに登録してあるカードを使うか、または新たにカードを登録することで利用が開始できます。
新しいカードを追加するには、
カードの写真を撮り、裏側のセキュリティーコードを手入力するだけ。
また、カメラを使いたくなれけば全部の情報を入力しても可能です。
対応しているカードであれば、認証されすぐに購入に利用できるようになります。
登録済みのカードを使う場合は、裏面のセキュリティーコードを入力して承認後、
Apple Payの利用規約に同意するだけでOKです。
ちなみにクレジットカード情報は、iPhoneアプリのPassbookに保存され、
複数のカードを登録することも可能です。
【特徴】革新的なセキュリティ!?スキミングの危険性が激減?
さて、ここからがApplePayのスゴい所です。なんとApplePayは相手方に自分のクレジット情報を一切見せずに決済が可能なんです。
「え?何がスゴいの?」って方、そのスゴさを解説いたしますね。
ApplePayの決済システムの仕組み
まずは仕組みから。
ApplePayでは、使用時に指紋認証を使うことで、決済時にその取引にのみ
有効な支払い専用の動的セキュリティコードと端末アカウント番号だけが送信されます。
たまにネット銀行なんかにあるワンタイムパスワードみたいなものだと思ってください。
この方式であれば、後からデータを抜き取っても使えませんし、
そもそも相手にクレジット情報を一切送らないので、盗まれる心配はありません。
ではそのメリットを、実例を交えて解説いたします。
スキミング被害の多くは店舗でのクレジット決済
意外と知られていませんが、クレジットカード情報が抜き取られ、不正利用される、いわゆるスキミング被害。
実は店舗で会計時に渡した際、従業員にスキミングされるといったケースが多いんです。
もちろん、多くの店舗はそんなことしませんし、
日本では自分でクレジットの機械に通すことがほとんどです。
けれど、自分が海外に旅行に行ったとしたらどうですか?
この手口のスキミング被害は昔に比べ減ったとは言え、特に海外ではまだまだあるんです。
オンライン決済は購入履歴からスキミング
「いやいや俺は海外いかないしw」って方。近年最も多い手口は、購入履歴からスキミングされるケースなんです。
今やネット内ではクレジット情報を入力する機会はしょっちゅうです。
スキミングの手口としては、端末の履歴からという場合もありますし、
訪れたサイトがウィルスに感染し、流出といった場合もあります。
セキュリティの高そうな大手のサイトであっても、ハッカーに狙い撃ちされて、、
なんてことは、決して他人事ではありません。
最近の例で言うと、アメリカの大手ホームセンターTargetから、
4000万枚ものクレジットカード情報が流出したとのニュースがありました。
こういったケースでも、ApplePayの仕組みなら、被害の可能性を激減されます。
【特徴】手軽で簡単な決済方法
では実際どんな感じで使うのか?これは見てもらった方が早いので以下の実際の使用風景をご覧ください。
かざして、指紋認証を数秒やるだけ。簡単ですね。
【悲報】10/20から米国では使用可能!でも日本は未定orz
はじめは興味なかったけど、ちょっと使ってみようかなと思った方。残念ながら日本の店舗では今のところ使えませんorz
アメリカではすでに利用が開始されたのですが、
問題は、日本にはApplePayに対応した店舗がまだないんです、、。
使用風景の動画を見ていただいた方はわかると思うのですが、
今はまだ、読み取りの端末を配備している店舗を私の知る限りありません。
ただ、オンラインでは、Apple Payのサポートが追加されたアプリが出始めているので、
アップデートやApp Storeの「おすすめ」をチェックしてみてください。
今後Appleがたくさん紹介していくと思います。
ちなみにアメリカでは早期対応した以下の店舗で使用が可能です。
"Aéropostale、American Eagle Outfitters、Babies”R”Us、BJ’s Wholesale Club、Bloomingdale’s、Champs Sports、ChevronおよびTexacoの小売店(ExtraMileを含む)、Disney Store、Duane Reade、Footaction、Foot Locker、House of Hoops by Foot Locker、Kids Foot Locker、Lady Foot Locker、Macy’s、McDonald’s、Nike、Office Depot、Panera Bread、Petco、RadioShack、RUN by Foot Locker、SIX:02、Sports Authority、SUBWAY、Toys”R”Us、Unleashed by Petco、Walgreens、Wegmans、およびWhole Foods Market."
日本でもインフラが整うのを待ちましょう。
まとめ:ApplePayが産み出す未来像
このようにApplePayは日本ではまだあまり使えません。でも、おそらく近い将来、Macを含めたApple製品には
この指紋認証+ApplePayが搭載されることが予想されます。
今後日本でも対応する店舗やサービスが増えてくれば、
オンライン決済の安全性が飛躍的に上がり、より安心なネット生活が送れそうです。
今すぐ便利と言うものではありませんが、やっぱり新しい画期的な技術は心躍りますね。
それに指紋認証で決済とか、ちょっと未来的で楽しくありませんか?w
今後ApplePayの普及に要チェックです。